御祭神 武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
社格 旧村社
創建 慶長9年(1604年)また建久4年(1193年)とも云われている
例祭 八月十七日
御由緒
神代の昔、天照大御神の命を受けた武甕槌大神は出雲国へ向かわれ、国譲りを成就し皇孫の国たるべき日本の建国に挺身された。武甕槌大神は建御雷神とも書き、雷の神であり、地震の神とも云われ、地震を引き起こす大鯰の頭を抑え、地震を制御する役割も担っていると云われている。更には剣の神でもある。武甕槌大神の佩刀は韴霊剣で、その力で悪疫を退散させ、平和をもたらす特別な剣とされている。また武甕槌大神は最も強い武神としても知られている。国譲りの際、天照大御神の使者として大國主命と交渉した神である。交渉の際の大國主命の息子、建御名方神との力比べは相撲の起源である。
この地に勧請された理由は不明である。本宗は茨城県の鹿島神宮と考えられる。建久4年(1193年)に現在地権現林に氏神様として祀られたとも云われることから、上代の鹿島信仰によるものなのか、東国開拓の折に守護神として崇められたことによるものなのか。また中世以降、戦勝の神として崇拝されたことによりこの地に分霊されたものなのか。明治年代の社殿の火災により資料が焼失したため、考察されることは多い。
御神徳・御利益
勝利祈願、厄除け、武道守護、殖産興業芸能上達、五穀豊穣、航海交通安全、縁結び、延命長寿